これまでジャパンプロモーション運営のイベントにご出展いただいた方々にインタビューを敢行し、皆様が実際に目の当たりにされた世界各国のリアクションや、その後のご活躍について貴重なお話を伺う「海外展開事例集」シリーズ。
シリーズ14回目となる本項では、黒板こけし作家のEMU様に、初の海外出展で目の当たりにした現地の反響や、初めての国、会場で来場者の心を掴む秘策について伺いました。
≪現在の活動について≫
自ら描いて楽しむ新感覚アート「黒板こけし」は海外イベントでも注目の的に
2016年から本格的な活動をはじめ、2018年にスイスで行われたJapAniManga Night「彌A-MANE」で初の海外出展を果たしました。現地へ持っていった作品が会期中に完売し、自分でも驚くばかりでしたが、沢山の方に受け入れていただき、大きな喜びを感じるとともに自信にもつながりました。
出展をきっかけに、Instagramのフォロワーや海外からの注文も着実に増えました。また、会期中に声をかけていただき、翌年もスイスのジャパンイベントへ出展が決まるなど充実した成果を得られて非常に嬉しかったです。スイスの人々はエコやリサイクルに対する意識が高いので、EMUというブランドの世界観、素材やアイデアに興味を持ってくださる方が多いと感じました。2019年には大阪、東京で念願の個展を開催。SNSを通じてファンになってくださったという方々が全国各地から足を運んでくださり、大変充実した時間を過ごすことができました。
≪アドバイス・今後の目標≫
どの国でも老若男女問わず多くの人が集い、常に笑顔あふれるEMUの体験コーナー
EMUの場合、「黒板こけし」という商品の性質上、お客様が実際に触って遊べる場を提供するのとしないのでは売れ行きに大きな差が生まれます。誰かが作品に強い興味を示すと、その空気はすぐに周囲へと伝わり、体験コーナーに大きな人だかりができることも少なくありません。「彌A-MA-NE」でも、その場で商品に触れてくださった方の多くが実際に購入を決めてくださいました。
また、海外ならではのPR戦略についてもしっかりと検討する必要があります。英語版のショップカードやプロモーションムービーを活用し、商品の遊び方やこれまでの活動を紹介する方法は非常に有効だと感じました。自作の映像にはあえてナレーションを入れず、どこの国でも使えるようにビジュアルだけで伝えることを意識して制作しました。今後も精力的に活動を続け、いつかは海外でも個展を開きたいと思っています。
≪成功のノウハウ≫
▼▼▼
【サポート・工夫】
●通訳スタッフの細やかな対応が、英語のコミュニケーションに対する不安解消に繋がった。
●海外向けのSNSプロモーションを工夫。
●英語版のショップカード、プロモーションムービーを作成。
★Point★
通訳スタッフが日本語の細やかなニュアンスまで正確に汲み取り英語で伝えてくれたおかげで、ストレスなく来場者とのコミュニケーションを楽しむことが出来た。
SNS投稿の際には会場名やイベント名を盛り込んだ英語のハッシュタグを付けるなど、海外のフォロワーに対するPRを強化。
▼▼▼
【成果】
●初の海外出展で商品が完売。
●国外での活動を通じて、海外のSNSフォロワー、商品の注文が増加。
●会期中に別のイベンターから声がかかり、翌年のイベントにも出展が決定。
★Point★
ひとつのイベント出展がきっかけとなり、次のイベント出展へと結びついた。
▼▼▼
【その後】
●海外個展の実現を目標に、制作・プロモーション活動を継続。
★Point★
国内での精力的な活動を継続し、たしかな知名度を獲得した上で海外展開に繋げていく構え。
EMU様、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
続くvol.15では、組子作家の猪俣一博様に、ひとつの海外出展経験を次に繋げたフランスでのエピソードや、ものづくりからプロモーションまで、常に並々ならぬエネルギーを要する作家活動への志を伺います。
●EMU ホームページ>>>https://www.emubb.com/
●EMU Instagram>>>https://www.instagram.com/emu_bb/
★「海外展開事例集」シリーズは毎週月曜更新!同記事はジャパンプロモーションのnoteアカウントでも公開しています。
下記、または「お問合せメールフォーム」よりご連絡ください。追って担当者よりご返信いたします。
◎宛 先 : 一般社団法人 ジャパンプロモーション
◎住 所 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-10 海老名ビル 4階
◎電 話 : 03-5766-2450/ファクシミリ:03-5766-2451
◎メール : info@japanpromotion.org
お問合せメールフォーム >>