上野の森美術館本館の外観
一般社団法人 ジャパンプロモーションは、2020年1月18日(土)~24日(金)に、西崎純、宮内紀子、日和佐一正、3名のアーティストによる個展を上野の森美術館本館で開催します。
1月18日(土)~21日(火)の会期で展示を行う西崎純は、聖母マリアや天使、少女など、独特の妖気と美的感覚をまとった人物画を描くなかで、人間の内面をたくみに表現します。無垢で鋭い感性により生み出された作品は、観るものの心の奥底に語り掛けるような衝撃を与えることでしょう。本展では上野の森美術館本館を貸切り、62点が展観いたします。
ロンドン個展(2019)の様子
つづく22日(水)~24日(金)の会期では、1階で宮内紀子、2階で日和佐一正による個展を開催いたします。
宮内紀子は、自身の頭の中に浮かんだイメージを、美しい色彩と大らかなタッチにより感情豊かに描き出します。実験的手法と色彩の妙が織り成す宮内の抽象画は、見る者の心にざわめきや安らぎといった“感情の揺らぎ”を与え、想像力をかきたてることでしょう。
パリ個展(2019)の様子
一方の日和佐一正は、“super symmetry”の概念をテーマに、欧米の近代抽象美術と「侘び・寂び」「余白の美」といった日本的な美意識を融合させた独自のモダンアートを展開します。作品ごとに赤・青・黄・緑などの色の塗られた箇所や面積が異なる「空間概念の否定より ─ 100:0のsuper symmetry ─」シリーズの他、初期作品、コラージュまでが揃い、日和佐の創作活動の軌跡を辿る回顧展となります。
上野の森美術館ギャラリー個展(2019)の様子
三種三様で個性の異なるアートが一堂に会する上野の森美術館本館個展は1月18日(土)よりスタートいたします。2020年のアート鑑賞始めに、皆さまお誘い合わせの上、どうぞお越しください。