イベント名:JAPAN ART WEEK in Breeze
会期:第1会期 2024年11月8日(金)~12日(火)
第2会期 2024年11月15日(金)~19日(火)
会場:微風廣場(Breeze Center)
会場公式HP:https://www.breezecenter.com/
歴史的な関わりが深いだけでなく、約3000社の日系企業が進出するなど経済的にも重要なパートナーであり、街を歩けば(ちょっと怪しいものも含めて)日本語が溢れている、台湾。日本との密接な関係を持つこの地で、まさに日本文化発信の要ともいえる「紀伊國屋書店(台湾)」主催によるジャパンアートグループ展「JAPAN ART WEEK in Breeze」が開催されました。
会場入り口を飾ったタイトルパネル
全2会期の構成で開催された当展示会。重厚感ある壁を設営した「微風廣場」8階のイベントスペースは、アートの展示に最適な空間に生まれ変わりました。
第1会期はブースをたっぷりと使い、5名のアーティストを紹介。百貨店という場所柄もあり、来場者はアートコレクターだけでなく経営者や貿易関係のお仕事をされている方など多様な顔ぶれで、各アーティストの世界観をじっくりと楽しんでいました。中には、日本の大学に留学していたと、流ちょうな日本語で話される方もいらっしゃいました。
高級感のあるゆったりとした展示空間
あわや台風直撃かと危ぶまれた第2会期は、幸い大きく天候が崩れることもなく開催され、第1会期とは打って変わって総勢30名のアーティストの作品を紹介しました。その完成度の高さに「台湾で見る他の展示会よりレベルが高い!」と褒めていただく場面も。台湾と日本は、文字をはじめ文化を数多く共有しているだけあって、来場者がアーティストやスタッフからの作品説明を深く理解されている様子が印象的でした。
気に入った作品をじっくりと鑑賞する来場者
各会期の初日に行われたオープニングパーティーでは、アーティストによる書道パフォーマンスの他、日本酒、抹茶、和菓子、着物体験といった日本らしいコンテンツを用意し、来場者をもてなしました。百貨店の招待客として現地インスタグラマーも来場するなど、多くの人が新しいイベントの開会を祝いました。
また、5階に位置し展示会の主催者でもある「紀伊國屋書店」では、アーティストのグッズを販売するポップアップスペースも展開。店頭で行われたアーティストの実演には、アートファン以外も興味を持って足を止めていただきました。
パーティーで披露された書道パフォーマンス
モスバーガーや大戸屋など、日本の飲食チェーンをあちこちに見つけることができる台北。一方で、昔ながらの屋台や軽食屋も健在で、異国情緒が溢れつつ、どこか懐かしい気持ちになる街でした。
様々な面で結びつきの強い日本と台湾。私たちはこれからも、アートを通じてこの絆を深める一助となればと思っています。
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