2016年11月25日(金)~27日(日)、クリスマスムード高まるイギリス・ロンドンにて英国最大級の日本文化イベント「ハイパージャパン・クリスマスマーケット」が開催されました。
近年新たなお洒落スポットとして注目されるロンドン東部に位置するタバコドックを舞台に、2010年から毎年開催されている同イベント。日本食、工芸品、アート、ファッション、テクノロジー、ゲーム、アニメ・漫画など、日本で育まれた多彩なカルチャーが一堂に会し、今年も老若男女問わず多くの人々で賑わいました。
3日間を通して、会場にはイギリスのみならず周辺各国から数多くの日本ファンが集結。
古今東西の日本文化を肌で感じながら、ここでしか出会うことの出来ない良質な日本のアイテムに目を輝かせる来場者が会場のあちらこちらで見られました。また焼きそばや親子丼など、本格的な日本の味(日本人スタッフにも大好評!)も、訪れたロンドナーの心を掴んだ様子。シャンパンに代わる新たな乾杯酒として現在ヨーロッパで注目が高まっているという日本酒のブースにも長い列が出来、大いに盛り上がっていました。
日本ファンを魅了するコンテンツが勢ぞろい
注目を集める日本のSAKE文化
会場内でも特に上質な空間づくりで注目を集めたのが、ジャパンプロモーション運営の伝統文化パビリオン「MIYABI」です。昨年度よりブース面積も拡大し、海外人気の定番・書道やこけしはもちろん、帯アート、精巧に作られた彫金アクセサリーなどMIYABIでしか手に入れられない逸品は訪れる日本ファンを次々に魅了。クリスマスシーズンということもあり、他とは一味違う贈り物を捜し求めてやってくる来場者も多く、購入も相次ぎました。
パビリオン内のステージでは「神話ポップス」シンガーの・エコツミ・、日本の心・演歌をフレッシュな魅力で聴かせるはやぶさ&岩佐美咲、ダイナミックな書道パフォーマンスと愛らしいルックスで人気を集める春木里桜など才能豊かなパフォーマーたちが白熱のステージを展開。またつまみ細工のデモンストレーションや磁器の染付け、帯アート作家によるインスタレーションなどバラエティ豊かな実演プログラムも話題を呼び、日本ならではの高い技術力に称賛の声が多く寄せられました。
連日大盛況となったMIYABIパビリオン
多彩な日本アートを思い思いに楽しむ来場者たち
日本の良さが詰まった名品が集結
つまみ細工の実演プログラム。作品が完成すると会場からは大きな歓声と拍手が。
世界各地で公演を続けるシンガー・エコツミ・も圧巻のパフォーマンス
帯アート作家によるインスタレーションは多くのイギリス人女性を魅了した
会期初日にはThe Royal Society of British Artists(英国王立芸術家協会)会長のジェームズ・ホートン氏がMIYABIを訪問。パビリオン内の全ブースをじっくりと鑑賞し、熱い口ぶりで感想を述べました。出展作品の質の良さに感動した様子のホートン氏は、現地を訪れていたアーティストたちに制作の過程や手法、素材に及ぶまで、続々と質問を投げかけ、強い関心を露わにしました。
その他BBCの番組制作者からMIYABI出展者に取材のオファーが寄せられるなど、作品販売以外の面でアーティストの活動を勢いづける動きも見られました。
真剣な眼差しで作品ひとつひとつと向き合うホートン氏
英アート界巨匠ならではの鋭い観点から作品を講評
年々レベルアップを続けるハイパージャパン、そしてMIYABI。
来年以降の更なる飛躍にご期待ください。