2017年11月24日(金)~26日(日)、イースト・ロンドンのタバコ・ドック(Tobacco Dock)にて、日本文化の祭典「ハイパージャパン・クリスマスマーケット」が開催されました。
ハイパージャパンは、古くから日本愛好家が多く、現在では世界中に広がる日本ブームの中心地のひとつとなっているロンドンの日本ファンに向けたショッピングイベントで、2010年から毎年夏と冬の2回開催されています。
「クリスマスマーケット」と題された冬期イベントには、特別な贈り物を求めて購買意欲の高い来場者が多く来場。今年も3日間で約5万人にものぼる日本ファンが訪れ、会場を盛り上げました。
最先端の日本アイテムや文化体験を求める若い世代だけでなく、回遊を楽しむ家族連れや大人のカップルたちの姿も多く見られるのが、ハイパージャパンの特徴のひとつです。
他にはない逸品との出会いを求めて多くのロンドナーが来場
日本のお茶碗はロンドンでも最早定番アイテムとなりつつある
家族連れも多く足を運んだ
本物の日本文化に触れられる夢の3日間!
会場となったタバコ・ドックは、19世紀にタバコの倉庫として建設された建物をイベント会場として再開発したスペースで、昨今アートやファッションで盛り上がりを見せるイースト・ロンドンの重要スポットとしても知られています。
会場正面口。入場待ちの人々が長蛇の列をつくった。
3日間で約5万人もの日本ファンがタバコ・ドックに集結
このたびのハイパージャパンには、日本食、工芸品やアート作品から、ファッション、テクノロジーやゲーム、アニメ・漫画などのポップカルチャーに至るまで多種多様なコンテンツが一堂に会し、待ちに待った3日間に期待を膨らませる大勢の来場者を出迎えました。
今回の目玉企画として話題を呼んだのが「Illuminight – A Festival of ‘Akari’」。日本の歴史を支えてきた温もり溢れる「灯り」をテーマに、伝統的な行灯に切り絵アートを施した作品の展示ブースや、金魚を模った提灯を用いたアーケードが設置され、人気の撮影スポットとして連日賑わいました。
切り絵をテーマにしたイルミネーションブース
光る金魚のアーケード。女性が着ているのはMIYABIで購入したという着物。
フードコートには牛丼やラーメン、カレーなど日本人にはお馴染みのメニューが集結。10度を下回る気温のなか、出来立てアツアツのメニューを美味しそうにほおばる来場者たちの姿が多く見られました。
フードコートは常に大盛況
ラーメンはロンドナーにも大人気。しょうゆ・とんこつ・塩いずれも完売。
ジャパンプロモーションでは、3年目となる伝統・地域文化パビリオン「MIYABI」を展開。古くから伝統的に作られてきた日本の美術・工芸品の出展を通じて、ヨーロッパの日本ファンに向け「本物の日本」を発信することを目的に運営される同パビリオンには、今年も老若男女問わず多くの来場者が訪れました。
普段なかなかお目にかかれない日本の職人による精巧な工芸品や、伝統の技術に独自の工夫を加えたフレッシュなアート作品など、パビリオン内に並べられた魅力的なアイテムの数々は人々の目を釘付けにした様子。
作品に興味を持った来場者からアーティスト本人に向けて、技法や制作背景に対する質問が向けられるシーンも多く見られました。なかには素晴らしいアーティストとの出会いに感動して涙を流す人も。
作品の魅力を出展アーティスト自らPR
涙ながらに感動を伝える来場者
MIYABIパビリオンは連日大盛況となった
各ブースで行われた体験型ワークショップも大盛り上がり
パビリオン全体の売上も好調で、焼物のコップや手ぬぐい、誰でも簡単に着られる着物など、日々の生活をワンランクアップさせてくれる上質な実用品を中心に、様々なアイテムがロンドナーたちの手に渡りました。
かんたんな手順で着られるオリジナルの着物にロンドンガールも大注目
暮しに馴染む実用品は多くの来場者の支持を集めた
愛らしいご当地キャラクターグッズも売れ行き好調
昨年に引き続き来場したというリピーターも多く、なかには昨年訪れた際に購入したアーティストの別の作品を買うためにMIYABIを訪れたという熱心なファンも。
思いもよらぬ再会に、パビリオン内は一時大いに沸き返りました。
2年連続でMIYABIを訪れ、お気に入りのアーティストの作品を購入した来場者(右)
ハイパージャパンのもうひとつのお楽しみといえば、世界各地で活躍する日本人アーティストやパフォーマーたちのショーが楽しめるステージ企画。
UKのクラブカルチャーを彷彿とさせるライブハウス仕様のHYPER Live、場内の吹き抜けエリアを生かして1階、2階とそれぞれ全く異なる目線からパフォーマンスを楽しむことのできるJ-Culture Showcaseなど、趣向の異なる複数のステージが3日間のイベントを熱く盛り上げました。
美しく力強い歌声で観客を魅了したシンガー・MIOU
映像にあわせてダイナミックな書道パフォーマンスを披露した福詩家たろう
様々な角度からショーを楽しめるJ-Culture Showcase
一方、MIYABIパビリオン内に設置されたARTステージでは観客との密接な距離感を生かしたワークショップ形式のパフォーマンスや、ダイナミックな書道パフォーマンスが人気を集めました。ご当地キャラクターのステージにも多くの来場者が押し寄せ、記念撮影タイムにはパビリオン内に長蛇の列ができました。
切り絵アーティストの職人技は会場を圧倒。手元を撮影する人が相次ぐ。
迫力満点の書道パフォーマンス
国分寺市のご当地キャラクター・にしこくんの観客を巻き込んだダンスステージは会場全体を笑顔に。
須崎市・しんじょうくんもクリスマス仕様。子どもから大人まで、連日写真撮影を求める声が多く聞かれた。
会期中にはロンドンアート界の重鎮・ジェームス・ホートン氏(英国王立芸術家協会(The Royal Society of British Artists)元会長)や、世界的ブランド「MICHIKO LONDON KOSHINO」のデザイナー・コシノミチコ氏も来場。鋭い眼差しで一つひとつの作品をじっくりと吟味し、時には出展アーティストたちと和やかなアート談議を繰り広げるなど、存分にMIYABIを楽しむ様子が見られました。
英国王立芸術家協会元会長・ジェームス・ホートン氏
「MICHIKO LONDON KOSHINO」デザイナー・コシノミチコ氏
来年度のMIYABIはさらなるブース拡充を予定しており、ますますバラエティに富んだ魅力的なラインナップでロンドンの日本ファンを出迎えます。
進化を続けるMIYABIにどうぞご期待ください!
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