イベント名:World Art Dubai 2024
会期:2024年5月2日(木)~5日(日) ※ 5月1日(水)VIP内覧会
会場:ドバイ・ワールド・トレード・センター
公式HP:https://www.worldartdubai.com/
今回アニバーサリー・イヤーを迎えたWorld Art Dubai。会場の入り口には、第1回からの積み重ねを感じさせるゲートが登場しました。入場のセキュリティを抜けると、国際展示場のホールを3つ連結させた広大な会場が広がります。300以上のブースには、「Where world’s art comes together(世界のアートが集うところ)」のキャッチコピーのとおり世界各国のギャラリーやアーティストの作品が勢ぞろいし、来場者を迎え入れました。
世界各国のアートがそろい踏み
毎年、よりよいアートフェアになるよう、新たな試みを続ける当イベント。今年は会期が始まる前日の夜に「VIP内覧会」が開催され、プラスアルファの出会いの機会となりました。さらに、会場中央のメインステージに加え、中央通路上にパフォーマンスゾーンも登場。会場内を行き交う人を巻き込むライブパフォーマンスで、イベントを盛り上げました。
さて、来年はどんな仕掛けが待っているのでしょうか。
初めての試みも、大盛況
UAE国内をはじめ、ロシア、フランス、ラトビア、インド、中国……国際色豊かな来場者、ギャラリスト、アーティストなどが、10年の実績を積んだWorld Art Dubaiに今年も集まりました。この場所で、多様な文化的背景がある人のそれぞれのアートの見方を知り、そして自分の作品について語るということ。「とても勉強になった」「貴重な経験が出来た」と、ドバイまで足を運ばれた多くのアーティストから、感想をいただきました。
見たことのない表現に興味津々
今回も、会場の入り口近くに構えられた日本のアートゾーン「JAPAN TIDE(ジャパン・タイド)」。計177㎡のブースで、総勢53組のアーティストの皆様と日本のアートを世界に発信しました。
会場で展示した約280点の作品は、1000年以上の歴史を誇る伝統技術を駆使した骨董品から、ポップな印象で「今」を描いたデジタルアートまで多種多様。スイス出身でドバイ在住の実業家から「この3日間、毎日このイベントに来ているが、3回来たのはこのゾーンだけ。本当にオリジナルで見応えがある」と、その独自のセンスと表現に惜しみない称賛をいただきました。
幅広い技法とテイストに彩られたジャパンゾーン
販売に至った作品も、伝統工芸からコンセプチュアルアートまでさまざまでした。来場者が多様だからこそ、その人の価値観、求めているもの、“刺さる”ものも千差万別です。制作背景や技法をじっくりと聞き、よく検討したうえで購入を決める人もいれば、「会場の中で、この作品から一番強いエネルギーを感じた!」と、ひとめぼれのように即決で購入していく方も。
ここでしか生まれない出合いがある、刺激あふれる5日間となりました。
「言葉がなくても伝わってくる」のもアートの力
来年も、さらにパワーアップを狙うWorld Art Dubai。次回はどんな出会いが待っているのか、今から楽しみです。
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