同日夜にはイベント初日の締めくくりとして会場中央のラウンジにて「JAPAN NIGHT」を開催。日本の伝統文化を体験できるワークショップ、華やかな舞踊パフォーマンス、海外人気も高い日本食のテイスティングなど、様々な角度からジャパンカルチャーを楽しむことのできる充実した内容で来場者を魅了しました。
「ドバイ」の文字を習い、早速SNSで拡散
書の美しさを心で味わう
なかでも出展アーティストから直接指導を受けられるワークショップには参加希望者が殺到。書道や茶道、折り紙など、日本ならではの繊細で奥深い世界観に浸りながら思い思いに楽しむ来場者の姿が多く見られました。
茶道ならではの手つき、道具に強い関心を示す参加者たち
いつの時代も折り紙人気は世界共通!
4日間の会期を通して熱い盛り上がりを見せた「JAPAN ZONE」には、現地メディアからの取材も相次ぎました。大手新聞社デイリー・エル・バヤンの文化欄には「JAPAN ZONE」の特集記事が掲載。日本文化の多様性、優れた職人技術、アラブ文化にも通ずる繊細で優美な感性を絶賛するコメントがブースの写真と共に掲載されています。
4/14付の「デイリー・エル・バヤン」文化欄
そのほか、複数の出展アーティストがCATV、Al arbiya、BBC Arabic、Algad、MBC、Dubai One、Dubai EI OULA TV(以上現地TV局)、Khaleej Times、UAE Today(以上現地新聞、WEB)など様々なメディアからインタビューを受け、それぞれの作品に対する想いや今後の展望を熱く語りました。
本年度のJAPAN ZONE出展者のなかには、このたびの出展をきっかけにドバイ市街地のギャラリーオーナーから声をかけられ、委託販売契約を結んだアーティストも。
息をのむほどの繊細さで描き出される日本画の清らかな美しさは、国境を越え世界中の人々から注目を集めています。
作品を一目見ようとブースにはひっきりなしに人が訪れた
日本画ならではの静謐な美しさが人々を魅了
ブース内でも特に人気の高かった屏風型の作品
このたび契約に至ったのはドバイを代表するリゾートエリア・パームジュメイラに位置するPro Art Gallery。
ダリ、シャガール、ダミアンハースト、デビッド・ラシャペル、バンクシー、シェパード・フェアリー、村上隆、草間彌生など世界を代表するトップアーティストの作品がずらりと揃うドバイ有数の超一流ギャラリーです。
世界中から集められた最先端のアートが訪れた人々を出迎える
ギャラリー正面にはドバイで最も有名なジュメイラモスクの姿が
フランス人オーナーの遊び心が随所に息づくアートファンには堪らない空間
和気藹々としたムードで早速意気投合したアーティストとギャラリーオーナー・フランソワ氏
また同じく今回の出展を機に、ドバイの有名宝飾店・Adnan JewelryとJAPAN ZONE出展アーティストによるオリジナルのアバヤ(アラブの伝統衣装)の共同制作が決定するなど、世界に向けて自らを発信する日本人アーティストにとって、中東のアート市場にはまだまだ壮大な夢が広がっていると言えるでしょう。