イベント名:Art Shopping Paris 2024(秋会期)
会期:2024年10月18日(金)~20日(日)
会場:Carrousel du Louvre(カルーゼル・デュ・ルーヴル)
公式HP:Art Shopping Paris
毎年、春と秋の年2回、定期的に開催されているArt Shopping Parisは、18年以上続くアートフェアです。今年の秋会期はパリ中で国際レベルのアートイベントが行われた「Paris Art Week」に合わせて開催され、オリンピックの余韻も相まって、平年より多くの人に開かれた会期となりました。
彫刻が立ち並ぶ大通り沿いのファサードから会場へ
その昔、油絵の仕上げにニス(ヴェルニ)掛けをした伝統から、オープニングパーティーのことを「ヴェルニサージュ」と呼ぶフランス。18日(金)は20時のオープンと同時に、会場内をまっすぐに歩くことも難しいほどの多くの招待客が集まり、非常な熱気に包まれました。
展示作品を一般客より一足先にチェックするのも、ヴェルニサージュの大きな目的の一つ。早速お気に入りの作品を見つけ、購入された方もいらっしゃいました。
過去最大の入場者でにぎわったヴェルニサージュ
弊法人がブースを展開したのは、今年も入口正面や、メイン通路に面した区画。総勢107名のアーティストの皆様の作品と共に、ジャパンアートの存在感を大きく放ちました。
一夜明けて2日目以降の一般公開日は、来場者がゆっくりと作品を吟味できる時間です。近年、特に日本愛好家が増えているフランスとあって、書道や刺繍などの伝統技法で制作された作品だけでなく、現代的な作品に潜む日本らしさについても汲み取り、興味深く見られているのが印象的でした。
スタッフやアーティストとも交流しながら、じっくり鑑賞
美術に詳しくても、そうでなくても、自分の感じたことを言葉にして伝えてくれるのが、フランスのアートフェア来場者の特徴です。日本のファンとはまた違う視点からどう見えるのか、率直に知ることができます。
また、長年の協力関係からフェア主催者にも特に気に入った作品を選んでいただき、「一目見た瞬間に心を打たれた」「非常にダイナミックで力強い作品」といったコメントとともに、無数のアート作品を見てきたプロから太鼓判をいただく機会となりました。
会期中には、お越しいただいた美術評論家に、作品を個別に論評していただく時間も。今後のアーティスト活動の糧を得られた、と話す出展者もいらっしゃいました。
ひとり一人の作品を、プロの目線で評価
今年も多くの方に、多面的な日本のアートを見ていただく機会となった「Art Shopping Paris 2024(秋会期)」。また来年、どのようなな出会いが生まれるか、楽しみです。
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