「東京手仕事」は、東京都中小企業振興公社が手掛ける、東京都の伝統工芸品を海外に発信するプロジェクトです。今回パビリオンでは、江戸切子、木目込み人形、手植えブラシ、東京洋傘を中心とした、「東京の伝統工芸品」42品目を紹介。「最先端と歴史が融合する街」として常に興味を引き続ける街・東京の、文化の豊かさを印象付けるパビリオンとなりました。
世界中からバイヤー、デザイナーが集まるMaison et Objet。今回のパビリオン出展によって、フランスだけでなく、イタリア、ドイツ、スペイン、ロシアといったヨーロッパ各国の他、アメリカからも受注を獲得することが出来ました。展示しているものを選ばれることもあれば、オーダー商品の受注につながることも。フランス語のほか、英語も堪能な現地スタッフが、コミュニケーションをサポートしました。
会場には、職人の皆様も渡航いただき、その場で実演や商品紹介を行って、商品の魅力をバイヤーにアピールしました。中にお酒を注ぐと、光の反射で刻み込まれた模様が広がるグラスや、選び抜かれた天然毛が心地よい手植えブラシなど、実際に使うシーンを体験してもらうことで、見るだけでは伝わらない細やかな心配りや技術力も伝わり、価格への納得感も高まりました。
Maison et Objetと同時期には、パリ・オペラ地区にある和雑貨ショップ「Maison Wa」で2週間のポップアップショップも展開し、商品に対するパリジャン・パリジェンヌたちのリアルな反応を実証しました。
9月という時期にもかかわらず、すでにクリスマスに向けて、プレゼント用にと購入される方も。実際に手に取っていただくことで、丁寧に作られた「本物」であることが伝わり、大切な方への贈り物に選んでいただきました。
東京の職人技を、パリから世界中に発信することができたMaison et Objet出展。
今後も注目度が高まっていくであろう日本の伝統工芸品から、目が離せません。
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