一般社団法人ジャパンプロモーションは、2021年4月24日(土)~25日(日)に、「THE WORLD OF UKIYO-E」を上野の森美術館本館1階で開催します。
2021年「THE WORLD OF UKIYO-E」メインビジュアル
本展覧会は現代アート的なアプローチで浮世絵のメディアとしての機能や芸術性を引き出し、時代を超えた新たな生活・文化体験を提供する試みです。
浮世絵の展覧会でもほとんど目にする機会のない、葛飾北斎や喜多川歌麿らの代表的な名作の木版実物作品の展示は、本展覧会の大きな見所のひとつです。インクやデータによる身近な印刷物ではなく、版画による多色刷りの風合いを間近でご覧いただけます。
更に、現在のアニメ、マンガ文化のルーツとされる北斎漫画の展示、また正統な技術を受け継ぐ職人による浮世絵の製作工程の実演等、本格的な浮世絵の世界を紹介しつつ、それらの作品をモチーフとした和紙、墨、光、映像等の素材を用いたインスタレーションにて、浮世絵の中に描かれた世界と現代とを繋ぐインターフェイス空間を創造します。
切り離された浮草ではない自分たち、江戸時代も今も意外と変わらない、大衆文化や人々の営みを感じ、時々過剰にさえ感じられる孤独感が緩み過去の時代と確かにつながる感覚、「追」体験でさえないかもしれない、寛容で個性的な浮世の体験をお楽しみください。
2019年「立体浮世絵展」より
本展は、2019年にアートチームKIRIEによるプロデュースで開催された「立体浮世絵展」に続く第2弾となる展覧会。絵、書、造形、身体表現を織り交ぜ、KIRIE独自の艶やかで美しい世界観を作り上げた同展は、多くの来場者に新鮮な感動と忘れ難いアート体験をもたらしました。
浮世絵の美人画をモチーフに「女性の内面(Nature of Women)」をさまざまな手法によって表現。世界で活躍する女性アーティストたちによる、斬新で大胆なインスタレーションは各回ともに満員御礼を記録しました。
京都の古典文様のボディペインティングが施されたダンサーたちが生演奏にあわせて舞い踊るステージ
結び師とポールダンサーのコラボレーションによる組紐インスタレーション
パフォーマンスを観る来場者の方々
ジャパンプロモーションは、日本人アーティストの皆様の国内外でのご活躍を力強くサポートし、多様なジャンルのアートが文化として広く深く普及していくことを切に願っております。アーテイストの皆様が活動を広げるにあたって直面する様々な課題に対し、企画から運営、制作、PR業務まで、幅広い取り組みを続けてまいります。