高潔でありながらもミステリアスな独特の美しさを湛えた人物画を数多く制作し、国内外に多くのファンを持つ西崎純氏による絵画作品の紹介と、東京・フランス・イギリスなどこれまでに各国で展開してきた個展レポートを収録。2020年1月に東京・上野の森美術館で行われた個展の開催を記念する一冊として、会場でも紹介されました。
その作風から「世紀末のウィーンで活躍したエゴン・シーレのように、人間の内面をえぐり出すようにして描く画家」とも称され注目を集める西崎氏が描く、残酷なほどに美しい肖像画の数々を、独特の奥行を感じさせる色づかいから質感まで緻密に再現。本人によるコメントも掲載し、西崎氏の生きざまが感じられる構成に仕上げています。
画集・A4判・48頁