18時の開場とともに、QRコードの付いた招待状を持つ人たちが続々と入場してきました。「はじめまして」「ボンソワール(こんばんは)」などの明るい挨拶と同時に配られたのは、「Road to Japan Expo 25」と書かれたピンバッジです。25周年となる来年に向けて、早くも主催者の意気込みの強さを感じます!
パーティーの参加者と関係者に配られたピンバッジ
シャンデリアがきらめく広い空間では、いつもはステージで力強いロックを披露しているバンド「AKARA」がスローな曲を演奏。「会場が暖まるまで」と言いながら、贅沢にも生BGMとしてパフォーマンスしていました。
BGMとして生演奏を披露する「AKARA」
ジャパンエキスポパリは2024年の開催で23回目を迎えましたが、今回のようなパーティーをいつも開いているわけではありません。同イベントの創設者のひとり、ジャン=フランソワ・デュフール氏に話を聞きました。
「イベントはこれだけ回を重ねてきましたが、ステージ出演者の皆さんと会うことはなかなか難しいです。感謝の言葉も言えないので、今回のような機会を設けました。日本の方々の演奏や芸はバラエティーが豊かで、会場に来るお客さんの反応も大きいです。その人気がうれしい。
パビリオン『WABI SABI』にも驚いています。とても綺麗で日本のエッセンスが凝縮されています。作品について話を聞くと、とてもシンプルな素材であることがわかります。お金をかけるのではなくイマジネーションで世界を作り上げるスキルがすごいです」
この先のジャパンエキスポはどのような展開を迎えるのでしょうか。
「今までと同じもので喜ぶ日本ファンは25万人います。でも、そのファンと出展ブースを守りながら、クオリティーを上げていかなくてはいけない。新しいものを取り入れると、ファンは増えるのかその逆なのか、バランスが難しいです。ゲームに武術に文化。出展者のみなさんもお客さんも、みんな忙しくなりすぎちゃうのも困るしね(笑)。それでも私たちはチャレンジします。この先のジャパンエキスポも楽しみにしていてください」
【パビリオン「WABI SABI」について詳細はこちら】
▶ 販売新記録樹立!JAPAN EXPO Paris 2024速報
ジャパンエキスポ創設者の、ジャン=フランソワ・デュフール氏(右)と、トマ・シルデ氏
「WABI SABI」は、ジャパンエキスポパリ唯一の公式日本伝統文化パビリオンで、弊法人がプロデュースしています。2024年の同イベントでは、1500㎡のスペースに100名を超えるアーティストがブースを出展。WABI SABIだけで、4日間で延べ11万300人が来場しました。
同イベントの広大な会場には大小複数のステージがあり、人気の声優やミュージシャンが登場することも見どころのひとつ。弊法人では、一部のパフォーマーのアサインも担っています。
謝恩会の会場を見回すと……弊法人とゆかりの深い出演者も来ていました。この機を利用して、計5組のパフォーマーにジャパンエキスポの感想を聞きましたよ!
フランスのみなさんにメッセージ:次回はバージョンアップ、レベルアップした自分を見てもらいたいと思っています!
フランスのみなさんにメッセージ:見たこともない作品を見に来てください。そして体感してください!
フランスのみなさんにメッセージ:今後も感情の違いや、ささいな表現までも見てとれるようなパフォーマンスをします!
フランスのみなさんにメッセージ:クオリティーを上げたパフォーマンスを皆さんに届けるのが楽しみです。
フランスのみなさんにメッセージ:またジャパンエキスポで、皆さんとお会いできることを楽しみにしています!
会場ではその後も歓談が続き、出演者同士での交流も話が盛り上がっていたようです。
途中、レストランの白壁をスクリーンに、ジャパンエキスポのこれまでの歩みが動画になって映し出されました。会場じゅうの人が釘付けです。スクリーンに映る人と、それを見ている人が同一人物。その光景を横から見ているのはなんとも不思議な気持ちです。誰もが笑顔の時間でした。今年はもちろん、来年は25周年を迎えるジャパンエキスポパリ。今後も楽しみですね。
大賑わいのレストラン会場
【ジャパンエキスポパリの様子はこちらでも】
(動画)https://www.youtube.com/@wabisabixjapanexpo7930